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院長インタビュー

院長インタビュー第二弾 人中短縮

最近鼻下が短いと可愛く見えるので人中短縮の手術は、実際の所多いのでしょうか?

人中短縮の手術はとても多いです。誰でも加齢と共に人中が長く見えるようにできているんですね。それは皮膚や筋肉の組織が薄くなってくるために起こります。年をとるにつれて法令線や皮膚のたるみができる事と同じですね。

どのような患者様、または年齢層が多いですか?

年齢層は多様ですね。昔は鼻の下が長いことで悩んでいる若い方が多かったですが、最近悩まれている方の年齢層は40~50代の女性の方が多いと思います。人は加齢と共に鼻の下が伸びてきます。これは加齢と共に皮膚がたるんでくることと同じで、加齢現象の一つと言えます。そのため、鼻下を短くすることは若く見えるということなのである程度ご年配の方が多いですね。

人中短縮とはどのような手術なのでしょうか?

手術と聞くと、よく皮膚を切らなければいけないと思われますが、人中短縮に関しては私の手術では皮膚は切りません。そもそもなぜ人中が長くなるのかという原因につきましては、口輪筋のたるみが原因です。
皮膚は切らなくて口輪筋という筋肉をつり上げる事で人中を短くします。
もし、筋肉をいじらずに人中短縮ができますか?という質問に関しましてはできませんとお伝えしています。余分な皮膚はトリミングという事で多少切る事はあるかもしれませんが、皮膚を切って短くする事はしません。

手術を受けた後、変化はどれくらい持続するものなのでしょうか?

手術を受けてしまえば、ずっと続きます。ただ、加齢と共に再び皮膚がたるんでくるため、また鼻下が長くなってきたなと感じましたら、再度同じ手術を受けられる事をお勧めします。

傷跡は目立ちますか?

ごく稀にではありますが、肌質の関係で跡が残ってしまう方はいます。しかし殆どの方は丁寧な縫合をすれば傷を目立たなく調整する事は可能です。

他にリスクや合併症などはあるのでしょうか?

一般的な外科手術後のリスクや合併症と大体同じです。傷跡の経過や感染のリスク、血腫ができる可能性、後は口唇の感覚が低下する可能性があります。

他にも人中に関する手術などはあるのでしょうか?

人中の膨らみとへこみを作る手術もあります。人中の膨らみの部分を人中形態と呼びます。人中形態がないと、顔の印象にメリハリがなく、どこかつまらない、寂しい印象の顔になってしまうんですね。そのため、これを再建する手術になります。この手術はあまり認知度はないかもしれませんが、希望される患者様は多いです。

なるほど。本日はたくさんの事を教えていただき、ありがとうございました。最後にこれから人中短縮の手術を考えている方々にメッセージなどありましたら教えてください。

人中短縮という手術はかなり難しく、まさに職人技とも言えるとても繊細な手術です。そのため日本形成外科学会認定形成外科専門医の資格をお持ちの頼りにできる医師にお任せする事がいいと思いますよ。